エイジュのスピーカー開発は初代OFシリーズから始まり一貫したポリシーに基づき開発を続けて参りました。この間 時代は大きく変わりアナログからデジタル今ではハイレゾの時代まで変遷をたどって参りました。小社はいつも思うのですが再生分野の進歩とはいったいどんな事を言うのでしょうか、音楽を聞く・運ぶ・移動する・についての便利性は確かに向上しました。またソースをより簡単に加工する技術も格段に進歩したように思います。しかし、音の出口はどうでしょうか?空気中に疎密波を形成する手法は今でもエジソンの時代と基本原理は変わらず、ソースの進歩に比べればかなりの原理的な進歩はしていない事を認識しなければならないと思います。とは言え、近年は素材的な観点ではこの作動原理に於いて理想的な材料が開発された参りました。このうち多くはコストダウンメリットを持つものも多いのですが、小社なりにスピーカー開発の原点に戻り限りなく理想に近づくべく部品を収集し、アッセンブリーしたのがこのモデルです。昨年開発し、お蔭様で短期間で完売してしまったアンプCEa-80.2同様 eiju.スピーカー開発の集約された最終となると考えております。もし、従来よりeiju.に触れる機会のあった方々でeiju.の音質に造詣の在るかたがたにはご理解いただけると思っております。小社お取引店をお尋ね頂き、ご視聴頂ければ幸いです。
ET-160 16㎝ミッドバスドライバ
エイジュは従来フルレンジ+チューンナップツイーターとの考え方でミッドバス側を可能な限り軽量化して参りました。しかし今回は素晴らしい特性を誇るツイーターに出会えた事によって逆にミッドバス側の高域特性を気にせずむしろ楽器の基音域の密度(楽器の重さ・素材感)等に重点化して速さ、情報量はそのままに、音の厚みとハーモニクスの美しさを狙いました。
ETs-18(tweeter unit) )
本ツイーターは従来のシルクドームと異なりなんと5octの帯域を確保します。これはダイヤフラムに用いられる繊維径が従来の1/8、かつ弾力性にも優れている事から分割振動も出にくく、f0も1.8kHzと大変低く脅威的な特性となっております。今回小社ネットワークはオプションとさせていただきましたが、2oct上の7.2KHzでLo-passすれば6dBで充分つながります。またこの時のインピーダンスは約5.5Ω・能率は90dBですのでCだけでのコネクションでも十分可能と思います。
特性
周波数特性:40~10KHz
動的インピーダンス 4Ω at 150Hz
6.8Ω at 5KHz
定格入力 :30w (最大 60w)
出力音圧レベル:90dB/1W・m(at 3khz)
取り付け奥行き :169mm
取り付け開口 :142mm
特性
周波数特性:6~40KHz
定格入力
:30w (最大 60w)
出力音圧レベル :90dB/1W・m
取り付け奥行き :14.0mm
取り付け開口 :40mm
フランジ外形 :65mm